サーキットブレーキとは?

サーキットブレーカーとは、株価や先物価格が急激に変動した際に、取引を一時停止する制度です。市場のパニック的な売買を抑え、冷静な判断を促すために導入されています。
制度の概要
- 目的:過度な価格変動による市場混乱を防止。
- 仕組み:一定の価格変動幅に達すると、取引所が自動的に取引を停止。
- 名称の由来:電気回路の「ブレーカー」に似た役割から命名。
- 原因:政治資金スキャンダルへの対応や、企業・団体献金の規制強化を巡る意見の対立が決裂の要因に。
発動条件(日本の場合)
- 日経225先物やTOPIX先物などの指数先物取引に適用。
- 前営業日比で**上下8%**の価格変動があると、10分間の取引停止。
- 取引停止中は新規注文も既存注文も受け付け不可。
最近の事例(2025年4月)
- 日経平均が7.83%下落、TOPIXも7.79%下落
- 日経225先物が8.8%下落し、サーキットブレーカーが発動
- 午前8時45分に10分間の取引停止が実施
海外との比較
- 米国や新興国でも導入されており、制度の詳細は国や取引所によって異なる
- 米国ではS&P500が7%下落すると15分間停止など、段階的な制度がある
植田ショック

「植田ショック」は2024年8月に発生し、日経平均が過去最大の下げ幅を記録。サーキットブレーカーも複数回発動し、市場は短期的なV字回復を見せました。
植田ショック サーキットブレーカー発動の経緯
- 日銀・植田総裁が「追加利上げ」「国債買い入れ減額」など金融正常化を示唆。
- 8月5日、日経平均は4,451円安(-12.4%)で過去最大の下げ幅を記録。
- 円高も急進し、ドル円は一時141円台へ。輸出企業に打撃。
サーキットブレーカー発動
- 同日、日経225先物が急落し、サーキットブレーカーが発動。
- 取引は10分間停止され、パニック売りを抑制。
- 東証グロース250先物でも同様の措置が取られた。
- 日銀副総裁・内田氏が「利上げは慎重に」と火消し発言。
- 市場は安心感を取り戻し、約33日でV字回復。
- -投資家の間では「短期的なショックだが、政策の一貫性が重要」との声。
